三輪正人育英会の解散と今後の奨学事業について

 三輪正人育英会は、三輪正人初枝夫妻の遺産によって財団法人として平成7年(1995年)に認可され、平成8年4月より都内の大学の学生に対して奨学事業を開始しました。その後、平成24年4月の公益財団法人への改組を経て、本年で創立以来25年を迎えます。発足以来、これまでに本育英会は、延べ267名の学部及び大学院修士課程の学生に奨学金の給付を行ってきました。

 この間に本育英会は、三輪正人初枝夫妻の遺志を奨学生に伝えながら、よき市民として本会の奨学生が社会に貢献するよう願ってきました。しかし、役員等で、生前の三輪正人初枝夫妻を知るものが高齢化し、これまでと同じような形で奨学事業を継続することが困難になってきました。このため、創立20周年を迎えるころより、本育英会の将来の在り方の検討を始め、多岐にわたる議論を重ねてきました。その結果、昨年6月の本会評議員会で、本年1月末日をもって本会を解散し、残余の財産を、三輪正人の出身校である旧東京高等商船学校、現在の東京海洋大学海洋工学部に贈与することを決定いたしました(改正された本会の定款は、本会のホームページにあります。第32条の2と最後の附則が関係する部分です。)。

 今後の奨学事業については、次のようになります。

1)東京海洋大学の海洋工学部とそれに関連する大学院修士課程の学生については、新たに同大学に設けられる東京海洋大学海洋工学部三輪正人奨学金事業によって、従来に準じた奨学事業が継続されることになっています。

2)東京海洋大学以外の大学の奨学生については、規定の年限(各奨学生の正規の最短修業期間)の終了時まで、解散後も本会が責任をもって奨学金の給付を継続いたします。

 これまでの関係各位のご厚情に感謝いたしますとともに、以上につきまして、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。

 

                           令和2年1月9日

                          公益財団法人三輪正人育英会

                           理事長  山崎 正勝